林檎林

作りたい物を作りたいように作るさ~

お次のネタは

さて、プラモ制作に若干の冬休みをいただいた後、そろそろ次行ってみようと思います。
昨年に引き続きイギリスネタですよ。(´ー`)


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じゃーん!イギリスが誇るティー・クリッパー、カティサークです。
1969年に完成し、インドからイギリスへ紅茶を運んだ快速帆船です。
後にはオーストラリアから羊毛を運び、現在ロンドンで完全保管されてます。
なにゆえこれを作りたくなったのか、それは追い追い語っていきましょう。

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キットはもちろん、ウッディジョーの木製キット。
スケールは1/100。完成すれば全長87cmの大型キットです。
楽天で調達、約¥38,000でした。ぼくのキット購入の最高額です。
ああ、ぼくもついに 模型の極北 に来てしまったなあと感慨無量。(´∀`)
1/500ヤマトみたいな箱で来るかと思いきや、パッケージは意外にコンパクトです。

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で、箱を開けてみると、キレイにカットされたパーツがぎっしり。
まず木製のフレームを組み立て,、それに木製の外板を曲げながら貼って行くと。
プラモは飽きるほど作りましたが、こんな工作まっっったく未知の世界です。

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完成すればこんなステキな世界が待っているはず。
めちゃくちゃ不安ですが、さあ、勇気を出して大海原に漕ぎ出そう!
おお、ちょっとかっこいいぞオレ。

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つづく


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フレーム

いよいよ工作が始まりました。
説明書に従って、まずは内部フレームから。(´ー`)


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これこれ、これですよ。
3mmのベニヤ板にきれいに レーザーカット されたパーツ群です。
プラモでいえば「ゲート」の部分をナイフで切れば簡単に切り出せます。
糸ノコとかで切り出すことを思えばレーザーカット様々ですね。

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んで、これが切り出したパーツ。船尾の部分です。
矢印の線は、型がズレているわけじゃなく、
これをアタリにして板を斜めに削れっていうガイドなのです。親切〜(・∀・)
またパーツには番号がふってあってとても親切です。
プラモでこれが採用されないのは何故なのか?

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で、木工用ボンドでサクサク組み立てて行きました。
エッジが白っぽいのが斜めに削った部分です。
黒っぽい部分はレーザーで焼けている色ですね。

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同様に、これが船首の部分。
いやあ、木組みの作業って新鮮で楽しいわ〜
パーツがとても正確だから気持ちよく組んでいけます。

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つづく


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フレーム2

さらに内部フレームを組み立てていきました。(´ー`)


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縦に長〜い板にスリットが切られていて、それに横板を差し込んでいきます。
やはり正確にレーザーカットされた板は気持ちよく組めていきます。
そうみなさま、スパスパスパッ と組めると思うじゃないですか。
ぼくもスパスパスパッと接着していきましたよ。

んで、木工用ボンドが半乾きのころ、3か所のマスト支持パーツは
先に組んでおかないといけないことに気がついたのでありました。(´Д`;)
慌てて板を割っちゃわないかヒヤヒヤしながら組み直しです。
ふう、危ねえ危ねえ

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説明書には「ネジレが出ないようにしてください」と注意されてます。
正面から見ると・・・おお、ほぼっほぼOKみたい。

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で、キールを取り付けました。わずかなガタは許容範囲だと思います。
だんだん船らしく、全体のボリューム感が見えてきました。

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つづく



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船尾ブロック

今回は木製モデルに挑戦しておりまして、なかなか新鮮な作業が続いております。(´ー`)


でも、ホントはプラモデルでもぜんぜん良かったんです。
船体はほぼ真っ黒だし、船底は銅板貼りだし、あんまり木である意味がありません。
いやあやっぱり帆船といえば木でしょ!内部も!とおっしゃるかもしれませんが、
実はカティサークは外板こそ木製ですが、内部はすでに 鉄の時代 なのでした。

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これは実際のカティサークの内部フレームです。思ったより鉄ですよね。
材質にこだわるなら、鉄のダイキャスト&板張りというすごい模型になりそうです。
そうなると、♪ディアゴスティーニ、総額20万円!、の世界ですね。
昔は帆船のプラモは各社から色々出てたんだけどな~。

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さて、船尾の曲面はとても複雑なので、板張りではなく木製ブロックの削り出しです。
8枚の板を積層し、削っていきました。

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説明書には、ここで削りすぎず「仕上げ代」を残すよう指示されているんですが、
言わんこっちゃない、少々削りすぎちゃったようです。(´∀`;)
やっぱり後でパテ盛りの世界かー。

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船体に接着し、さらに4枚積層してこんな感じになりました。
いやあ優美な曲面ですなあ。
たかが貨物船に、当時のイギリス紳士の が感じられます。

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つづく



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舳先と船尾デッキ

説明書に従って粛々と進めてます。(´ー`)


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舳先には「バウスプリッター」という棒を取り付けます。
8mm径の棒を途中からテーパーに加工セヨ、先端は6mm、との指示です。
このくらいの加工、君ならできるよね と問われているようで、
なんだかちょっと 信頼されてるような偉くなったような 気分です。

ここまでの工作で歪が出たのか、下の波切り板と微妙に一致しなかったので、
中に真鍮棒を仕込んで強引に揃えてやりました。
ちなみに、バウ(Bow)とは何か気になって英和辞典で調べてみたら、
「舳先」という意味でした。うーむそのまんまじゃん。

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説明書の手順では、なぜか船尾のデッキを先に塗装し組み立ててしまいます。
白木のデッキ板は、「薄茶色のオイルステイン」で着色することになってますが、
ぼくはタミヤのエナメルで代用することにしました。
「バフ」をベースに、レッドブラウンとイエロー少々で調色してウオッシングです。

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そしていよいよ曲木細工という 未体験ゾーン に突入しました。
まずはこういう細かいパーツで小手調べ、というダンドリなのかもしれません。
木の棒を熱湯に浸け、柔らかくなったところで曲げ、そして固定して乾燥。
少々ガタつきが出ちゃいましたが、まずまずでしょうか。

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デッキはゆるーいカマボコ型に湾曲しています。
で、デッキ板を貼り付けて軽くヤスリをかけてアールを付け、
ゆるく曲げた棒で手前のエッジを貼り付けました。
さて、これから曲木細工の日々が始まるよ。

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つづく


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外板貼り

曲木細工。日本伝統の職人技で、お弁当箱とか家具に受け継がれています。
ぼくは初めての挑戦なので、おっかなびっくりスタートしていきました。(´ー`)



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材料は1.5×4×600mmの棒。これで船体全体を形作るわけです。
熱湯に浸けると中の空気が膨張し、ジュッワ〜〜っと気泡が出てきて
柔軟に曲がるようになり、それを内部フレームに沿わせていくのです。

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まずは船縁からスタートし、徐々に下へ貼っていきます。
お湯でしならせ→フレームに固定し→乾燥させ→接着と。
このサイクルでやっと1枚貼れます。

初めは自然乾燥でやってたんだけど、それじゃ1日1枚しか貼れないので、
そのうちドライヤーも活用してスピードアップしていきました。
プラモデルではあまり使わない瞬間接着剤(木工用)も大活躍です。
いったい、これがない時代の木製帆船モデラーさんはどうしてたんでしょう?

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船尾の板の末端はクランプで挟めないんで、仮釘で止めてやっていきました。
ぼくの人生で「仮釘」なんていうボキャブラリーが登場する日がくるとは。

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てな感じで、一段一段地道に進めていきました。
それにしても、実際の木製帆船の外板貼りはどうやってたんでしょう?
やっぱり大きな水槽に熱湯を沸かして板を浸け、
柔らかくなったところで、せーので 曲げたりしたんでしょうか?
そういえば一昔前のボートも木製だったけど、それも同様なのかしら?

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つづく



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外板貼り2

引き続き外板貼りを続けます。(´ー`)


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船縁から14枚 貼り下げ ていった後、キールから10枚 貼り上げ ていきます。
曲げては接着、曲げては接着の日々。ああストイック。
でもぼくには新鮮な工作。毎日少しづつ貼れて行くのが楽しいのです。

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んで、上下の外板が出会うとき、この何とも言えない隙間が残ります。
優美な船体の曲面に沿わすので、必然的にこうなるのです。
ここからはクサビ状に 自分で 切り出した板で埋めていくしかありません。
実物のカティサーク はこの辺どうなってるのかなあ?
木の板で曲面を作る技術って不思議だなあ。

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てことで、全部貼り終わるとこんな感じです。ヽ(´▽`)ノ
これから凸凹やガタガタを紙やすりで削って滑らかな曲面にしていきます。
それにしてもニワカ木工職人、嫌な仕事じゃないんだけど、先は長いわー。

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つづく


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外板貼り3

爽やかな季節になると、もうすぐ静岡ホビーショー。今年も参加予定です。
このブログもおかげさまで10月で10周年。
我ながらよく飽きずにやってるもんだわいと思う今日このごろです。
カティサークは、外板の下地仕上げに取り組んでいきました。(´ー`)


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胴体内側は補強のために接着剤を塗っていきます。
「ボンド クイック30」という透明なエポキシ系接着剤です。
クイックという名前とはうらはらに、硬化開始まで30分 もかかる ので、
かえって作業がしやすいのです。
たっぷりとまんべんなく塗っていきました。筆は1本おシャカになりますが。

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で、ボディ剛性 がアップしたところで、凸凹を均していきました。
プラモではあまり出番のない100番とか200番の紙ヤスリが大活躍です。
全くのテカテカにはせず、微妙に木の凸凹を残せないかなと目論んでおります。
さてサフをかけたらどうなるでしょうか?

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その前に、手すりの内側とバウスプリットを白く塗装しておきます。
ちょっと不精して大胆にカンスプレーのホワイトサフで塗っちゃいました。
爽やかな季節は塗装も捗るなあ。

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つづく


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外板塗装

みなさまゴールデンウィークはいかがお過ごしだったでしょうか?
ぼくは浅草とかの近場へちょこちょこお出かけしつつ、
カティサークもちょこっとづつ進めていきました。(´ー`)


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いいかげんヤスリがけに飽きたので、もーいいかとサフがけしました。
喫水線より下は銅板貼りをするつもりなんで、胴体の上のほうだけです。
ネットで見かける先人の作品は、この辺り スベッスベ なんですが、
ちょっと板貼りの痕跡を残しました。これって邪道なのかしらん?

次に喫水線のアタリを入れていくんですが、
以前持っていた トースカン が壊れて以来、それ用の道具がありません。
ハイトゲージが欲しいと思いつつ、あまり使わない道具なんですっかり忘れてました。
そこで……

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まずは船体を伏せて可能な限り水平を出していきました。
あれ〜家に水平器があったような気がするんですが見つかりません。
そこでスマホアプリを検索すると、いやあ便利な世の中になりました、
あんのじょうデジタル水平器が一発で見つかりました。ヽ(´▽`)ノ
まさに現代の スパイ手帳 (分かります?)みたいです。

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そして何かのプラケースの高さを調節し、鉛筆を載せて簡易トースカンにし、
テーブルの上を滑らせてアタリを描いていきました。
これでほぼっほぼ正確に水平がとれたと思います。

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で、黒船!って感じで胴体上半分をつや消しブラックで塗り、
次いでマスキングの後、ホワイトとウッドブラウンのラインを
エアブラシで描いていきました。
うん、我ながら急に帆船の雰囲気が出てきた気がしますよ。

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つづく





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銅板貼り

このキットのデフォルトの説明書によれば、喫水線より下は、
凸凹を完全に均した上で、カッパー(銅色)を塗装することになってます。
そしてオプションで「銅板を貼る」という仕上げも選べます。
他の方の制作記を見ると、やはり銅板仕上げをやりたくなっちゃったのです。(´ー`)


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ウッディジョーから 別売 で「帆船パーツ船底銅板セット」が売られています。
リベットのモールドが入った、幅5mm、長さ300mmの10枚セットが¥2,800。
ふーん¥2,800ねえ……まあそんなもんかな〜
しかし説明書をよく見ると、え、それが7セットも要るの!?
てことは、¥19,600!ひえぇぇ〜

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というわけで、ボーナス前の資金が乏しい時期に泣く泣くゲットしましたよ。
しっかし、キット本体や消耗品を合わせてすでに6万超えかあ……
まあこれで半年一年と遊べるんだから、大の大人の趣味としてはむしろ安あがり?

で、ともかく瞬間接着剤(ゼリータイプ)で貼り付けていきました。
百均の、「使い切りサイズ」3本入って¥100、という商品がとても重宝しました。
性能は模型用として売られている瞬着と全く変わりません。
中身はわずか1gなんですが、これで銅板2〜3段を貼ることができます。
これがぼくの一日の作業量 (集中力の限界) にぴったり。ていうか、
1本使い切ったら今日の作業は終わり、とすれば実にキリが良いのです。

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てことで、毎日少しずつ貼っていき、右舷を貼り終えました。
最初のほうはアラが目立つんですが、だんだん手際が良くなっていきます。
左舷はもっとキレイに仕上げられるでしょう。
ディスプレーは左舷を見せることが多いから好都合なのです。ふっふっふ。

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つづく



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