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林檎林

作りたい物を作りたいように作るさ~

サフ2

ところでサフじゃなくて薄め液の話なんですが、
ぼくはしばらく前から、Mrカラーのエアブラシ用として、
速乾性の「ラピッドシンナー」ってのを使ってます。

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これが発売されるまで、エアブラシ用は乾きの遅い「レベリングシンナー」で
ほぼ100%やってたので、速乾性というコンセプトは目からウロコでした。
何でも、速乾性なのはサフやつや消し塗装やシルバーに適しており、
もちろん作業も早くなるメリットがあるというのです。

ところがここへきて、なんかエアブラシが下手になってきたのです。(´д`)
吹いてるうちにノズルに塗料が溜まって、霧じゃなくて飛沫みたいに飛ぶのです。
当然ながら塗面はブツブツになり見れたもんじゃありません。
やっぱりコンプレッサーも10年使うとヘタってくるのかなあ、と思いつつ、
だましだまし吹いてたのですが、今回飛沫がひどくてどうにもなりません。

よくよく考えてみたら、これラピッドシンナーのせいかもしれないと思い至りました。
ていうか、夏のせい
たぶん気温が高くて乾燥が早過ぎ、霧がノズルで積もってしまうのです。
そこでレベリングシンナーに戻したら、今までのブツブツがウソのよう、
気持ちよく平滑に塗れるじゃありませんか。ヽ(´▽`)ノ

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というスッタモンダもありましたが、何とかサフ完了です。
やっぱり適材適所ってあるもんだなあ。

余談ですが、速乾性の反対を遅乾性と言わないのはなぜなんでしょう?
速球投手の反対語で遅球投手とは言わないのと同じ?
いや球の遅い投手は投手じゃないか。

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つづく






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塗装とデカール

本塗装に入りました。(´ー`)
幻の旅客機仕様なんで何でもアリなんですが、
時代を飛び越え現代とほぼ同じカラーリング&マーキングでいこうと思います。


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ボディはホワイト、垂直尾翼はオレンジがかったイエローにしてみました。
主翼と水平尾翼、それから喫水線より下はシルバーの予定です。
ペンキが塗られている部分は先にスミ入れしておこうと思い、
ホワイトにはベージュ、イエローにはレッドブラウンで作業中です。

で、デカール。これはなかなか難航しました。
Adobe Illustratorでのトレース作業を覚悟してたんですが、
超ラッキーなことに、ネット上でルフトハンザのロゴマークが、
ベクターデータとして公開されていました。
(適法なのかどうか、昨今のあの事件 で気になるとこですがムニャムニャ)

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それはそれとして、めっちゃ困ったのが色味です。
左はテストでコピー用紙に出力したもの、右が完成品。
株式会社ケイトレーディングの「ミラクルデカール」と
キャノンインクジェットプリンタの組み合わせで作るのですが、
Mr.スーパークリアでコートしたとたん、見る見るうちにマゼンタが浮いて来て、
ぜんぜん違う ムラサキ色 になっちゃうのです。(´д`)

どうもクロマトグラフィみたいな効果でマゼンタが浮いて来るようなんです。
もしかしたら別のクリア材で仕上げれば違うのかもしれませんが、
データをいじってマゼンタを減らしめにしたところでぜんぜん変わりません。

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しょうがないんで、思い切ってマゼンタ0、シアン100、ブラック80、にして、
ほとんど黒みたいな色で出力したら、ほぼ使い物になる色になりました。
ふう、これのおかげで、デカール用紙を買いに秋葉原に走るはめになったぜ。

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てことで、こんな感じになりました。
今思えば、現代そのまんまのルフトハンザでなくても、
ジェット機導入期のマーキング(ロゴがセリフ付きフォントのやつ)も
中途半端な レトロ感がチャーミングだったかもしれません。
もうちょっとリサーチすれば良かったなー。

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つづく



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エンジン

一方そのころ、この機体のチャームポイント、6発エンジンを作っていきました。(´ー`)


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エンジンはこれで1基分なので、パーツを切り出し基本処理だけで半日仕事です。
6基ともハッチオープン状態に組むこともできますが、
今回はディテールアップもしないんで、そんな自慢げに見せるもんでもありません。
お客さん搭乗中にエンジン整備中ってのもヘンですしね。
てことでハッチはクローズ、エンジンは奥まっててほぼ見えなくなるので、
要するに単なる素組みってことになります。

実を言うとこの8月、とりあえずの完成のために、全速全開で進めていたのです。
ディテールアップとか細かいことやってらんねえ、です。
なぜそんなに慌てて作っていたか?
そう、お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、
「ろうがんず杯」のウェブ予選のエントリー締切が8月31日だったんですね。

必要なのは写真2枚。幸いにして「途中でも可」という有難いルールです。
なので、とりあえず主要パーツの組立と基本塗装は完了しようと考えました。
スタンドも仮のものを大慌てで制作です。
そして8月31日、6発エンジンとプロペラを取付け、夜20時から撮影、
そして23時前になんとかエントリーできました。(´Д`)y-~フゥー

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てことで、エントリーしたのはこんなモノになりました。
アンテナやヒンジなんかの小パーツはぜんぜんこれから、
主翼のシルバーも単色を吹いただけです。
右舷の窓のマスキングが剥がしてなかったりするのは二人だけの秘密。





で、予選結果は・・・・・・





先日メールが来て・・・・・・





どうやら無事に通過できました。

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つづく


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台座1

ホントはコンペまでは非公開のつもりだったんですが、コッソリ進捗報告です。(´ー`)

塗装やデカールがだいったい終わったんで、台座を作っていきました。
ずばり、海面に浮かんでる状態にしようと思います。
まあジオラマというよりあくまで台座です。


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試しにボール紙で枠を作ってみました。
ここに海面を作り、ブローム&ホスが浮かんでいる状況です。
方法論としては、サンダーバード基地やホテル・アドリアーノでやったのと同じです。
透明シリコーンという素材もありますが、今回は電源を船底から取るためNG。
エアブラシで海底を描き、透明プラ板を載せ、ジェルメディウムでさざ波を作ろうかと。

艦船なら「ウオーターライン・モデル」として水中部分カットでも全くOKですが、
ヒコーキでそれをやる割り切りが、ぼくにはどうしても納得できません。
単純に言えば、透明プラ板に喫水線の形の穴を空ければいいんですが、
問題は、喫水線の形がどうなるか、全く見当がつかないのです。

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喫水線の形をどうやって割り出すか、あれこれ考えましたが、
結局は「浮かべてみるしかない」という結論に達しました。
で、一回り小さい枠を作ってシリコーンのプールを作り、そこに浮かべてみると。
(実際は下から支えて沈み具合を調節してます)
どのくらいシリコーンが要ったか計算してみると、単純計算で36cm×10cm×2cmで、
何と720cm^3、ビール大瓶1本ぐらい使ってるじゃありませんか。モッタイナイなあ。

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で、24時間待機して硬化は順調に進み、出来た 成果物 がこれです。
左側が機首です。喫水線って、こんな万年筆みたいな形だったんですね〜。
まさに、やってみなくちゃあ分からない大科学実験ですよ。

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つづく


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ろうがんず杯」の報告でチラッと完成画像をお見せしましたが、
ちょっと時間を巻き戻して制作記を続けます。
当ブログは、また海ものを作るときのための自分用の備忘録でもあるのです。

ともかく、コンペが迫ってきたので大慌てで台座を仕上げていきました。
当初は撮影用とディスプレー用を作ろうとか 意欲的なこと を考えていましたが、
そんな余裕はありません。(´∀`)


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喫水線の形が明らかになったので、トレースして穴を空けていきました。
久しぶりにボール盤の登場です。これがなけりゃやってられません。
正直言うと一か所割れちゃったんですが、もうやり直す時間がありません。

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台座はプラ板の箱組です。箱の底が海底になります。
つなぎ目があるのでパテ埋めで仕上げ、グレーサフで準備完了です。

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Mrカラーのクリアブルーに「色の素」のマゼンタを足したウルトラマリンブルーで、
むらむらグラデーション を描いていきました。

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一方、海面になる透明アクリル板には、Mrカラーのクリアブルーをそのまま、
ほぼ均一に吹いていきました。

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両者を重ね合わせるとこんな感じになります。
この上にリキテックスの「ジェルメディウム」を乗せていきます。
太い筆でぺたぺた塗っては、アルミ箔をくしゃくしゃにしたものでぽんぽんと
スタンピングすると、さざ波状の凹凸ができていくのです。

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そしてエバーグリーンのスジ彫りしてあるプラ板(Vグルーブ1.3mmピッチ)を
組み合わせて桟橋を作りました。
色はMrカラーの「ウッドブラウン」に、エナメルの焦げ茶でウオッシングです。
乗客のみなさんは、以前に作った作品から駆けつけてくれました。

ドイツの港は、イメージ的にもっと暗〜いドンヨリしたのが似合いそうですが、
もう自分の好みでトロピカル風にしちゃいました。
まあ、地中海のどこかに遠征したシーンとでも思い込めばいいかなと。

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つづく


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手漕ぎボート

で、ろうがんず杯には間に合わなかったけど、
自分的にやり残し感がありましてオマケ工作を続けてます。
ニギヤカシにボートを浮かべてみたかったのです。(´ー`)

でも、手漕ぎボートの1/72キットって、存在するんでしょうか?
艦船モデルの付属品としては1/72なんていうスケールはありえないし、
飛行機モデルの付属品としては水上機のジオラマぐらいしか出番がないでしょう。
つまりそれって、まさしく 今回のケース です。


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無いものは作るしかないんで、タミヤの「日本艦 艦載艇セット1/350」より、
「17m内火艇」をベースにして作ることにしました。
実測48mmなんで、1/72だとすると全長3.5mと丁度いい感じです。

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船底をウォーターラインで削り取り、開いた大穴をプラ板で塞ぎました。
それから2mm幅のプラ板で側面を高くし、座る板などを加えました。
フィギアはプレイザーの「しゃがんで工具を探す作業員さん」を、
超ガニ股だったのをボートに入るようポーズ調整しました。

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色は、ネットで見かけたヨーロッパのどこかの湖で使われてる
茶色ニス塗りのやつがステキだったので参考にしました。
Mrカラーのダークイエローの上に茶色のクリアー、ちょっぴりスミ入れ。

舟の形にジェルメディウムのさざ波を削り取り、海面へ接着しました。
いちおう、舟の周りのゆらぎをジェルメディウムで追加してみました。
手漕ぎボートはスピードが出ないんで、航跡らしい航跡はあまり出ないんですね。
舟とオールそれぞれに同心円状のさざ波が出るようです。

ろうがんず杯には「なんとか見れる状態」にするのが精一杯で、
何と言うか 象徴的 な港の情景で、
それはそれでおかしくはないんだけど、面白さは不十分でした。
今さらだけど、ボートを加えてちょっぴり向上したかな?

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つづく


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荷物

まだブローム&ホスやってます。(´ー`)
ぼくはこう見えてシツコイんです。いえ、シツコクしました。
ろうがんず杯のいずれ劣らぬ秀作たちを見るにつけ、
やっぱりディテール追求って面白いもんだなあと改めて思ったのであります。

で、やりたかったけどやり残したことその2として、お客さんの荷物を作ってみました。
最近は家族連れのガイジンさんをよく見かけますが、みんなスーツケースが超デカくて、
まるで 小型冷蔵庫 みたいなのをゴロゴロ引いてるのはなぜなんでしょう?


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さて、もしかしたらプレイザーかどこかから売られてるかもしれませんが、
探すより作った方が早そうです。タダだし。
でも、小さいくせにけっこう手間がかかるヤツなんですよね。
カバン本体は2mmや1.2mmのプラ板の積層です。
厚いプラ板を切り出すのってけっこう力要るし神経使うしケガも怖いのです。

それからトランクらしさを出すために補強ベルトは欠かせません。
0.1mmプラシートを細切りにして貼付けていきました。
補強ベルトを固定するベルト は一個につき8か所。あーめんどくさー。
変化を付けるためにボストンバッグや帽子ケースも作ってみました。(´∀`)

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あとは3色に塗り分け、スミ入れして完成です。ヽ(´▽`)ノ
はい、そこの人、これでディテール追求?って笑わないよーに。
てことで、これでもう思い残すことはありません。
次回、完成画像です。

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つづく

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完成です〜

てことで、5か月かけた大物、ブローム&ホスBV222、完成です。ヽ(´▽`)ノ
ある秋晴れの日、外に白ホリ作って撮影しました。


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キットはレベルの1/72。近所の模型屋さんで店晒しになってたのを救出しました。
ろうがんず杯の「キットを買って作る」という趣旨を正直に実行したのです。
日本の模型メーカーさんには役立ちませんが、模型屋さんは活性化させれたかな?

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大型モデルってだけじゃあコンペで目立てないので、港のベースも作りました。
まあコンペの成績にはぜんっぜん関係なかったわけですけれども。
ベースはちょっと小さめなんで、湯船 につかってるみたいです。(´∀`)

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ブローム&ホスBV222は、開発当初は旅客機として計画されました。
でも第二次大戦が始まり、輸送機として10機程度が製産されたようです。
もし平和な時代だったら実現していたはずの旅客機仕様を作ってみました。
マーキングは現代のルフトハンザを模してますが、
もうちょっと時代考証をして凝りようがあったかもしれません。

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ゾロゾロと乗り込むお客さんたちです。
機内にも10人ぐらい乗り込んでるんですが、ほとんど見えません。気配です。

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整備員さんたちが何やら打ち合わせしてます。雑談かも。

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ボートに乗った整備員さん。パイロットさんと大声で話してます。
実際の桟橋はBV222専用になってたみたいで、
機体の両サイドに広くて作業しやすいデッキが設けられてたようです。

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この機体のチャームポイント、6発エンジンです。
富嶽とかコンベアB-36とか、なぜかヒコーキ好きの心をくすぐりますね。

そして 夜の部。コクピットと客室にLED電飾を組み込みました。

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夜間飛行のジェット機の翼に点滅するランプは
遠ざかるにつれ次第に星のまたたきと区別がつかなくなります…
って、コニーのときに使い倒したネタですね。
ぼくはまだプラモの撮影始めたばかりで、独りで感動してたりしました。

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水面に映るイルミネーション.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*
実はこのシーンが、今回の制作で 一番作りたかった絵 なんですよ〜。
秋の陽はつるべ落としっていうぐらいで、あっと言う間に暗くなります。
電飾と外光のバランスがいいのはほんの10分ぐらいです。

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てことで、ブローム&ホス、これにて完了です。
毎度へっぽこ制作記におつきあいいただき、誠にありがとうございました。
夜間飛行のお供をいたしましたパイロットは私、林檎林でした。
なんちゃって。

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ブローム&ホス制作記 完


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