林檎林

作りたい物を作りたいように作るさ~

お次ぎのネタは

では次いってみましょう。
レベル1/48のユンカースJu52/3m旅客機です。(´ー`)


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ユンカースJu52といえば、1930年代から終戦まで、
ルフトハンザの旅客機や軍用輸送機として活躍した中型機です。
当初の単発から、BMW エンジン3発にパワーアップしてロングセラーになりました。
なかなかレトロで味わいのあるスタイリングじゃありませんか。(・∀・)
全長18.9m、全幅29.2m、乗客最大17人ですから、今の基準では超小さい旅客機です。
でも、当時飛行機で旅するのってごく限られた人たちだったでしょうから、
これでもゴージャスかつ憧れの機体だったのでしょう。

ぼくは戦前の文明や文化ってかなり素晴らしいところまで行ってたと思うのです。
日本でも大正時代から戦前にかけての文化や風俗や芸術って魅力的です。
世界大戦で壊滅してしまわなければ、今ごろ世界はどうなっていたでしょうか……
なーんてこと に思いを馳せながら、今回は制作していこうかと思います。

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箱を開けてみると、1/48だけあってパーツはデカくてたーっぷりあります。
パーツNoは195までありました。
改造とか余計なことを考えずにストレートに組むだけでも、十分やりがいありそう。

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しかもこの機体の特徴の一つである波形外板が、驚きの精度で再現されてます。( ゚д゚;)
この前のスーパーセイバーは、モールドと表面処理をいかに作るか四苦八苦しましたが、
これは逆に、いかに表面を傷付けないかにめっちゃ神経使いそうです。

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つづく



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コクピット

まずはセオリーどおり、というか説明書どおり内装からやっていきます。


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ぼくはかつて1/72コニーや1/72コンコルドを作りましたが、
さすがにキットの内装はほぼガランドウでした。
今回は1/48だけあってなかなかしっかり内装が再現されています。
お店で見て「おお!内装がある!」ってだけでレジに持ってく気持ち、
分かっていただけますでしょうか?

で、計器パネルはデカールか塗装で仕上げるのが普通ですが、
ホワイトメーター好きなので、今回はちょっと違うやり方でやってみました。

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メーターに片っ端から穴を空けていきました。
小さい穴で0.8mm。これぐらいならピンバイスで余裕で開けられます。

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裏は直径の大きなドリルの先だけ使ってスリバチ状にしました。

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で、そこに木工用ボンドを 充填 してやります。
乾くと透明になるので、上からホワイトを塗ります。

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メーターの周りのブラックは筆で根性で塗り分けて出来上がり。ヽ(´▽`)ノ
塗り分けは所々ヨレてますが、少なくとも丸い穴は正確な円のはずです。
どうでしょう、白いメーターにガラスが嵌まってる構造、
分かんないよね〜。

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つづく


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胴体オープン

さて、今回初の試みとして、カットモデルに挑戦しようと思います。
カットモデルったって美容院の話じゃありませんぜ。
良く出来たキットの内装をばっちり見てもらおうと目論んでるのです。(´ー`)


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てことで、胴体左側の外板を大胆に、そして慎重に切り取っちゃいました。
なるべくロスが出ないようにナイフで切り取るのはなかなかしんどいですが、
機体が直線的、平面的なのでだいぶ助かりました。

そしてクリアしなきゃいけないのが、この外板を着脱する方法です。
近年はネオジム磁石が種類豊富に出回ってるので、これの活用が良さそうです。
っていうか 皆やってる んでマネしたくなりました。
しかしまあ、ネオジム磁石ってホント強力ですね。
昔のアニメ(トムとジェリーとか)でよくあった、超強力磁石ネタを思い出します。

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ちょっと悩んだのが磁石にくっ付かれる方をどうするかです。
鉄の薄板、といっても意外に身の回りに無いんですねー。
しょうがない、缶コーヒー買ってきてニッパーで切り出すか、とも思ったんですが、
この話を家族と雑談してて思いつかせてもらいました。
どこのご家庭にもある、0.7mm径の鉄の棒、そう、クリップです。(・∀・)
キットパーツにPカッターで溝を彫り、瞬着で埋め込みました。

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本体側には、2mmの穴を空けたプラ板に5個の磁石を埋め込みました。

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てことで、着脱可能な外板ができました。ヽ(´▽`)ノ
客室の内装は説明書どおりにベージュ、床は茶色です。
まだ入居前のアパートみたいにガランとしてますが、
シートとか加えていけば賑やかになってくんじゃないでしょうか。

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つづく

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客席とか

てことで、客室内を作っていきました。(´ー`)
キットとして十分な造形がなされているのは嬉しいのですが、やっぱり手間どります。


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客席は、スモーキングエリアありなしの2パターンのうちから選べます。
何とこの時代から分煙思想があったんですね。(´ー`)y-~~
スモーキングエリア付きは隔壁が1枚多くて、座席は通常より1席少ない11席です。
ぼくは 何を隠そう 喫煙者なので、喫煙ありのパターンにしようと思います。
というか、見た目に変化があって面白いかなと。

説明書では、喫煙ありの機体のシート色はグリーンになっていますが、
無視してベージュにしてみました。Mrカラー19番「サンディブラウン」です。
エナメルで一段濃いめのベージュを作り、ウオッシングしました。

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客室の壁は基本的に明るいベージュ。Mrカラー313番「イエローFS33531」です。
狭苦しいですが、ちゃんと洗面所とトイレが再現されてます。
トイレの模型作るのは最初で最後だろうなあ。(´∀`)
壁面と一体成形なので、ちまちまマスキングして塗り分けました。
洗面所の鏡には(黒く映ってますが)ミラーフィニッシュを貼ってみました。

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で、ボディに詰め込んでいきました。
フレームはパイプむき出しですが、全席本革シートはなかなかゴージャスです。
たぶんリクライニング機構も付いてたと思うんですが、
当時の人も、リクライニングを倒す倒さないでモメてたんでしょうかね?

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客室の照明

で、客室にも電飾を入れていきました。(´ー`)
実機でも天井に1列に照明器具が並んでいるので、それと同じような構造です。


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天井と床は後から付ける構造になっているので電飾には好都合です。
細く切った銅板にハシゴのようにLEDを付けていけば並列つなぎになります。
こんなことしていいのかと思いつつ、銅板に直接ハンダ付けしていきました。
もちろん、別の木の板の上でやってから天井に接着ですよ。
LEDは白色なので、クリアオレンジを塗って白熱灯色にしました。
あと、網棚とかコート掛けとかもパーツがあったので組み込んでいきました。
これカットモデルじゃなきゃ絶対見えないと思うんですけど。

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電池ボックスは、市販の単5×2個直列のやつを、床下に入れることにしました。
本来はスーツケースなんかの貨物室のあるところです。
飛ばして遊ぶ わけじゃないけど、バランス良いほうが良いですよね。
カットモデル化したときと同じ要領で、パネルを切り取り、
またネオジム磁石とクリップを切ったのを仕込んで着脱可能にしました。

りんごりんはネオジムじしゃくのわざをおぼえた!
レベルがひとつあがった!
てな感じですね。(´∀`)

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で、点灯試験してみるとこんな感じです。
ちょっとオレンジが強過ぎたか。明るさももうちょっと欲しいなあ。
まあ、クリアオレンジを拭い取っていけば多少改善できそうですが、
ひょっとしたら電池が弱ってるのかな?

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つづく

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乗員さん乗客さん

実はこれがいちばんやりたかったことなのですが、
せっかくの旅客機なので、乗客も作っていきました。(´ー`)
以前コンステレーションを作ったときは、1/72だし、カットモデルじゃないし、
中の乗客は下半身がなかったり、なぜか軍人さんばっかりだったりしたのです。
今回は1/48なので精密な塗り、といきたいところですが、そこまでテクがなかったり。


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フィギアはおなじみのプレイザーに座ってる人々パッケージがあるので好都合です。
ユンカースが現役の時代とファッションが多少ズレてますがしょうがありません。
パイロットは、軍人さんフィギアから将校さんの 頭をもらって きました。
こういうタイプの帽子のこと何て呼ぶんでしょう?キャプテンハット?
でもキャプテンじゃない警察官さんもかぶってますよね?

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乗客のみなさんは、ほぼほぼキットどおりです。
でも大問題は、シートが小さいのか人物がでかいのか、お尻がシートに入らない!
測ってみたらシートの幅が6.5mmしかありません。48倍すると312mm。
これじゃあ現代のエコノミークラスにも劣ります。
レベルさん、ホントにこんな小さかったんですかあ?(;¬_¬)

しょうがないんで乗客の皆さんには大幅にダイエットしていただきました。
大股開いてるおじさん方も、脚を閉じてお行儀良く。
肘掛があるのでプロポーションがそんなに不自然に見えないのが幸いです。

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作ってるとアタマがヒマなんで、色々設定を考えたりします。
喫煙室の老夫婦はミュンヘン在住のブンゲルト夫妻。
一代で興した織物工場を息子に譲って気楽なご隠居さまです。

中央の若夫婦はシュミット夫妻。実は奥さんの尻にしかれてます。

立っているのは航空機械工学の権威アッペルバウム博士です。
実は他の作品にも登場してます。(´∀`)

手前に座ってるのは証券会社の重役ヴァスマイヤー氏。
実は女好きでお調子者です。

客室乗務員はライプチヒ出身のエリザベータです。
実は最近太りぎみなのが悩みです。

そしてパイロットは、エンメルマン機長とバウアー操縦士です。

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「そしたらこんなニジマスが入れ食いで釣れてさあ」
「マジっすか」

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つづく

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士の字

さてあとは余計な事をせず、キットの ありのまま を組んでいきます。
幸いなことにキットは新しいだけあって精度は十分のよう。
客室がいちおうできたので天井、主翼、尾翼を接着していきました。(´ー`)


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最初に書きましたとおり、この機体の特徴の波板表現が一面になされているので、
ガタがあったらパテとヤスリで修正という手が使えません。
こ、これはぼくの 接着スキル が試される局面だ、と緊張しましたが、
まあ、やってみたらフツーに接着でき、上半角もすんなり決まりました。
スキマや段差は少しできましたが簡単に修正できる範囲でした。

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そして晴れて「士の字」です。ヽ(´▽`)ノ
やっぱりキットが良いと余計な手間がかからんな〜
ブログ的にはスッタモンダがあったほうが面白いかもしれんけど。

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つづく

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キャノピーマスキング

続きまして、本塗装の前にキャノピーのマスキングです。
いろんなやりかたがあるようですが、どえらい目立つ場所なので、
ヒコーキモデルでは鬼門の一つでしょう。(´ー`)

この時代のドイツ機らしく、鳥カゴ状のキャノピーです。
爆撃機のユンカースJu188とか、マスキングが 気が狂いそう ですね。
でも、平面の四角形の組み合わせに過ぎないんで、根気があればできるはず!
てことで、ぼくなりの方法でやってみました。


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ガラス面より少し大きいマスキングテープを窓に貼り、
窓枠との境目を0.3mmのシャープペンで慎重〜になぞっていきます。

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で、いったん剥がして余分を切り取ります。
切っていくのは、シャープペンで描いた 線の中央 が良いみたいですよ。

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で、元の位置に貼り直します。

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これを22回繰り返せば作業完了〜です。ヽ(´▽`)ノ
まあ、「めんどくさい」けど「難しくはない」感じです。

うーむそういえば、「難しい」を「めんどくさい」に変換しておくのは、
「仕事」そのものかもしれんなあ。
製造業でもサービス業でも、高度な判断力や創造性が必要な仕事でも、
誰にでもできるレベルにブレイクダウンしてマニュアル化することが大切、
って何かの本で読んだぞ。

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つづく

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本塗装

マスキングが完了したので、いよいよ塗装にかかりました。
順序的には、
1 ブラック  キャノピー枠の透け防止と電飾の遮光のため(必要部分のみ)
2 グレーサフ そのブラックを隠すため(必要部分のみ)
3 白サフ   本体色レッドの下地
4 本体色
という具合に進めていきます。ここまで前半。(´ー`)


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白サフです。今回もアンコウの吊るし切り方式で塗っていきます。
洗濯物ハンガーが あつらえたように ぴったりサイズで大活躍です。
昔は大型機でもエアブラシで1時間ぐらいかけてちまちま吹いてましたが、
最近は無精になって、手早くできるカンスプレーもなかなかエエワイと思ってます。
カン1本使い切りました。

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本体色は2パターンから選べ、シルバー基調のほうが無難な選択かと思いますが、
あえて 珍しい、ハデで目立つ、ドイツっぽくないレッド基調にしてみます。
色はMrカラー79番「シャインレッド」で、カンスプレーもビンもあります。
まるで童話の挿絵のヒコーキみたいにカワイイ印象になってきました。
にしても、スプレーが周りに飛び散ってなかなかヤバい状態です。
ヘタに敷物を敷いてたから返って目立ってます。(´д`)
家の中でやらなくて良かった。カンスプレー恐るべし。

で、前回の記事でえらそうに、ノウハウ伝授みたいに書いたキャノピーですが、

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やっぱりレタッチの嵐でした。(´д`)
レタッチ前の写真が無いのですが、面相筆や綿棒ではみ出た塗料の拭き取り3時間、
まあ、まあまあに仕上がったかなあ。
本来はレタッチって仕上げの微調整って意味なんでしょうが、こんだけ時間かけちゃ、
むしろレタッチが「本番」、マスキングや塗装はその準備って感じです。

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つづく




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エンジン

普通の進捗報告です。エンジンを組み立て、塗装していきました。

主翼のエンジンポッドとカウリングは同色のブラックになるので、
一緒に塗装できれば効率いいと思ったのです。(´ー`)


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キットパーツは排気管やプッシュロッドが別パーツになっていて、
そのまんま組み立てれば、ぼく的にはぜんぜん満足です。
鹿の角 みたいな排気管、面白いですねえ。
シリンダーの空冷フィンもキレイに成形されてます。
それでもパーティングラインは少しあるんで、できるだけ丁寧に削ってやりました。

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塗装も、ごくノーマルにMrカラーSM04「スーパーステンレス」です。
プッシュロッドはそのままで、シリンダーは焦げ茶のエナメルでウォッシング、
アブラまみれっぽい感じにしてみました。
排気管はタミヤのウェザリングマスター「赤焼け」で色づけしましたが、
やっぱり「赤サビ」のほうが良かったかもしれません。
こんど買ってこようと思いましたが、これだけのためにアキバ行くのもなー。
こういうときって何か衝動買いしちゃいそうで怖い。(´∀`)

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てことで、改造しない代わりに塗装はけっこう凝ったつもりだったんですが、
カウリングに入れてカバーを付けるとあんまり見えません。(T∀T)
それにしても、空冷星型9気筒エンジン、単体でもなかなかカッコエエわい。

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つづく

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